歴史

北米大陸へ移住してきたアイルランド・スコットランド・イングランドなどのケルト系やアングロ・サクソン系を中心とした西欧・北欧・東欧系の移民たちが持ち込んだ音楽です。

特に、ケルト音楽や、ヨーデル、ポルカなどがアパラチア山脈一帯やアメリカ北東部からアメリカ南部にかけての山岳丘陵地帯の農村などで様々な音楽の影響を受けて、オールドタイム・ミュージックやヒルビリー・ミュージックと呼ばれるアメリカ民謡の基礎を形作りました。

それが、19世紀後半の鉄道網が発達して、蓄音機が発明され、20世紀前半にラジオが普及されたことによって、北米大陸全土に広まることになりました。
そして、その伝統民謡的な部分を保ち続けて1940年代にビル・モンローなどによって確立された民謡スタイルの音楽をブルーグラスと呼び、逆に様々な音楽を取り入れたい州音楽化して、変化し続けているタイプの音楽をカントリーミュージックと呼びます。

1930年代に活躍下ジミー・ロジャースやカーター・ファミリーなどが創始と言われています。


1950年代中盤に入ると、R&B、ジャズ、ブルース、ゴスペルというような、現在の軽音楽の母体となる黒人音楽との融合が始まり、ロックンロールの王様エルビス・プレスリーに代表される、ロカビリー(ロックとヒルビリーの融合)スタイルのミュージシャンを多く生み出し、さらにスウィングやブギといったジャズのリズムを取り入れることにも成功し、カントリー自体が様々な方向へと多様化・細分化し始めます。


音楽の変容

このころ境に、民謡やヒルビリー(丘陵地帯の田舎者)音楽というイメージは薄れ始め、女性の歌手を中心にソフトなラブソングやバラードなどで、女性的、または都会的なイメージを強調する路線や、男性は馬ではなくピックアップトラックやトラクターを運転する現代的なカウボーイやレッドネック(南部の粗野な田舎者)のイメージ、さらにロカビリーの影響で不良青年やヤクザ者を強調する路線も追加されます。

そして、60年代にはフォークリヴァイヴァル・ムーブメントの影響もあり、カントリーの人気がさらに盛り上がりました。